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<<   作成日時 : 2008/05/17 14:16   >>

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児童図書も侮れない。
次女が借りた本だが、おもしろそうなので読んでみた。

卒業うどん


舞台は京都。
ある日提出し忘れたプリントを届けに学校に行った5年生の綾香は、体育館の裏で泣いている男の子を見つける。
どうやらクラスの子達にいじめられて靴を隠されたらしい。
変なことに関わりあっちゃったなと思っていると、後から上級生の男の子が声をかけてくる。
家に戻って自分の小さくなった靴を持ってきてあげるから、それを履いて帰りなと言って、すぐ靴を持ってくる。
そんなこんなで知り合ったばかりの、綾香と3年生のタッチと6年生の坂上君は、坂上君のおじいちゃんが住んでいる讃岐行くことになってしまう。
そんなつもりはないのに「プチ家出」。

讃岐で大吉さんという漁師さんと出会う。
あの日死ぬつもりで体育館の裏に来たけど、一緒に讃岐に来てくれた二人を信用しているからという坂上君。
子供だけで讃岐まで行ったことで自信がついていじめに立ち向かえるようになったタッチ。
親友の弟がいじめにあっているのを見て、周り中にあるいじめだけど自分に関係ないからと目をそらしていたんじゃないかと考える綾香。


一方綾香のお母さん、専業主婦のせいか綾香の成績のことばかり目が行っていたけど、子供のプチ家出事件の後、免許を取ったり、坂上君やタッチのお母さんたちと行き来をして、ついに3人で讃岐へのプチ家出パート2まで決行してしまう。
讃岐の中学校へ行っている坂上君の誘いで綾香とタッチも合流、大吉さん夫婦に久しぶりに会って、讃岐うどんをご馳走になりながら、親子それぞれが、讃岐へのプチ家出が出発点だったことを思う。


子供たちの自立、母親たちの自立、そしていろんな世代のネットワークの大切さ、たくさんのことを教えてくれる。
同じ学年、同じクラスの友だちだけが友だちじゃない、子供だけが母親の生きる道じゃない、世代を超えて、地域を越えて、ふとしたきっかけで知り合った人が助けてくれるかもしれない。


かわいい子供には旅をさせろって、こういうことなのかなと思う。
旅のあちこちにある予期せぬ出会いが、人を成長させてくれるのかなって。


自分のことでいうならば、私もある朝黙って車ごとプチ家出をしてみたい。
私の自立のためじゃなく、誰かさんの自立の為に。


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